今年の5月頃から始まった米国産牛肉輸入反対集会が,デモ化しているという話が日本にも伝わっていましたね。
一時,デモ隊が警察車両を倒すなど騒ぎになりました。
最初は純粋に米国産牛肉輸入反対で集会してしたそうですが,徐々に発足したばかりの李明博大統領の政権批判となり,大きく発展したようです。
7月のソウルで,清渓川(チョンゲチョン)に架かる橋を何度も行ったり来たりしているデモを見ました。
旗を持って走ったり,プラカードを掲げて歩いている人が多くいました。
「李明博は辞めろ」や,「日本の軍国主義反対」といった小さなプラカード(B4サイズくらいの大きさ)を持って掲げている人も見かけました。
少し離れた所にいると,日本人とわかって声を掛けてきた人が3人いました。一人はデモの後ろの方から「一緒に行きましょう」と日本語で声をかけてきました。
次に声をかけて来た人は,日本語で書いたプラカードを持って私たちに急に説明を始めました。「李明博は売国奴だ」とかなり過激でした。
もう一人は女性の経済新聞の記者で,時々日本語を織り交ぜながら「このような状況をどう思うか」という質問でした。
同行した友人には,韓流などが全くなかった今から38年前に,当時のソウル大学の歯学部の学生たちと一緒に,ハンセン病患者の方々が隔離されていた島へ,ボランティアに行かれたことがありました。そして,「今の韓国の状況を憂う気持ちである」とその記者に話しました。
私たちが話したことが翌日の新聞に掲載されたのでしょうか?
最近はそのような話もなく,落ち着いたようですが・・・。
2008-10-10(23:39:02) - 韓国の風景 - msm - TrackBack(No Trackbacks)