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南漢山城~ユネスコ世界文化遺産(2014・6・22登録)   (displayed 4219 times.)

北門
明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
お正月なのでお目出たい記事を書きます♪

南漢山城(ナマンサンソン)がユネスコ世界文化遺産に登録されました。登録されたのは昨年の6月ですが、いろいろとイベントもあるようです。

南漢山城とは?あまり聞いたこと無いかもしれませんね。ソウル市内ではなく広州市になります。
北門から西門へ行く途中の城壁


ソウル自体も城郭都市ですが、ソウル城郭よりずっと以前にあった城郭なのです。
城郭からはもちろんソウル市内が見下ろせます。
山城全体の長さは11.76kmとなっています。

新羅時代の(57BC~935AD)城の立石を用いて、朝鮮時代の仁祖2年(1624年)に建てられています。
西門

外城はその後建てられたようです。なので、各時代ごとに建築技術の変遷を見ることができます。

季節の良いときはハイキングに来る人であふれ返ると聞きましたが、秋は紅葉が美しくて散策するにもよいですね。
確かに山城へ行く道がとても混んでいて、バスも満員です。
土日は覚悟してください。平日ならバスで20分前後と聞きましたが、50分はかかりました。
西門の外側の城壁


南漢山城の価値として、一つ目は国際戦争(中国?)による東アジアの武器発達と築城技術についての証拠であるという点、有事の際に一時的な首都をして機能するように計画的に築造された山城都市である。
二つ目は、険しい地形を利用して城郭と防衛施設が構築されており、7世紀から19世紀に至る築城の年代別発達段階を良く表示していることである(南漢山城のパンフレットより)。

1周すればかなり時間はかかると思いますが、ロータリーから北へ歩き、北門を通り、西門を見て国清寺(クッチョンサ)を抜けて行宮(ヘングン)の上に下りてきました。
このコースで1時間くらいです。
行宮の正面


行宮とは、王様が宮殿を離れて都城外へ行脚する時に一時的な居場所のことです(水原にも行宮があります)。
とても新しくてきれいな建物でしたが、10年かけて復元されたそうです(竣工式は2010年)。

それまでの行宮は、仁祖2年(1624年)から200年かけて建てられたそうです(純祖29年・1829年)。

行宮の観覧は大人2000ウォン、子ども1000ウォン、観覧時間は10時から17時、毎週月曜日は休宮日です。

<行き方>8号線の山城駅から2番出口を出て、そのまま歩くとすぐにバス停が見えます。
52番のバスに乗ります。52番は終点が南漢山城になっています。
休日は直行バスもあります。
できれば平日に行かれるほうが無難だと思います。

歴史を感じてみてください。

今年は嫌な事件が少なく、心安らかで誰にでも優しい一年となりますように・・・♪

2015-01-04(14:52:41) - 韓国の風景 - msm - TrackBack(No Trackbacks)

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