Internet Japan-Korea Line

日本と韓国を結ぶ架け橋 「IJKL」

 


1253240 (1週間:1110
昨日:1377 今日:1110)

     
Since 2005-06-12

壽硯山房(スヨンサンバン)韓屋で味わう伝統茶   (displayed 4653 times.)

雑誌・ロケによく使われる楼マルの内部
前回と同じく,城北洞の名店をご紹介します。

20世紀初頭の建築の韓屋がカフェになっています。ここは小説家の李泰俊(イ・テジュン)の旧家です。ソウル市の民俗資料第11号に指定されています。

李泰俊という人は,日本の植民地時代の小説家ですが,北へ行ってその後の足取りが分からなくなっているという不思議な人生を送られた方だとか。たくさんの短編小説が有名だそうです(『鳥』『月夜』『夜道』など)。
オンドルから庭園を見下ろして(奥にもテーブル席が見えます)左端に門があります

壽硯山房は日本の雑誌にも何度も紹介されているし,旅行番組もここでロケしているようで見たことがあります。特に“楼マル(ヌマル)”と呼ばれる突き出したお部屋は有名です。

一度行ってみたら,夕方のお客さんの多い時間帯に行ってしまい断念したことがありますので,早めの時間に行こうと決めて,昼に行きました(前出の「城北洞デジカルビチッ」で食べた後)。
しょうが茶と韓菓

門をくぐるとそこは静かな庭園が広がり,ここそこに花が咲いていました。手入れされています。入ったのは母屋の方でオンドルに座りました。
この日はひんやりするくらい寒かったので,暖かいしょうが茶をいただきました。韓菓と呼ばれる韓国の伝統菓子が付いてきました。サクサクのほんのり甘いお菓子です。

雑誌,テレビでよく見る座敷は予約が入っているということでその隣に座りましたが,なかなか来られなかったので写真だけ撮らせていただきました。
人気のある楼マルを外から見ると・・・
お部屋はたくさんあるみたいです。調度品も色々あって,それぞれ雰囲気が異なりますが,とにかく落ち着きます。

母屋の方じゃなく,門をくぐって左側に行くと,木々が屋根のように被さった昼間でも少し薄暗いようなテーブル席(もちろん照明はあります)が広がっていました。こちらも雰囲気が良さそうです。

門にはソウル市の民俗資料に指定された碑があり,日本語でも解説が書かれていますので,ご覧ください。
趣の違うお部屋

「城北洞デジカルビチッ」のバス停よりさらに2つ先(地下鉄4号線・漢城大入口駅より6つ目)の「東方大学院大学校(トンバンデハグォンデハッキョ)」で降車して,進行方向とは逆に戻るようにして50メートルほど進み,CU(コンビニ)という看板の建物を左折すると城北区立美術館の奥に見えます。
ドラマ「ドクターギャング」のロケ地になっています。
逆光ですが,調度品も素敵


営業時間
平日 11:30~22:30,土日11:30~22:00(ラストオーダー1時間前)
休日 旧正月,秋夕の連休


2013-10-04(22:09:56) - 韓国での食事 - msm - TrackBack(No Trackbacks)

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.


▲TOP

※当Webサイトは,著作権を放棄していません.特に断りがない限り、本ホームページに関するすべての著作権は本サイトの管理者「MSM」にあります。
Copyright (C) by "oolong". All rights reserved