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日本と韓国を結ぶ架け橋 「IJKL」

 


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7月5日(火)「歴史教科書問題」を考えるの3回目がありました。
講師は「たけしのTVタックル」、「サンデージャパン」などに出演している大阪市立大学教授 朴一(パク・イル)氏
新しい歴史教科書は自分たちが葬られることを覚悟して、その他の教科書の「従軍慰安婦」や「強制連行」という言葉を消すことが目的だったということでした。
そしてそのねらいどおり多くの教科書で「連れてこられ」、「慰安施設」などというように言葉が変えられていました。

なぜ日本の教科書に外国がクレームをつけるのかと言われるが、’87年第一次教科書問題で”近隣諸国条項”を結んでいるからクレームをつけるのは当然の権利で、法的に認められているという。この条項を破棄したいけれど、そうすれば日本は孤立してしまうことは明らかでしょう。

過去を反省するといいながら過去を賛美しているダブルスタンダードでは信頼できる国として見てもらえないし、常任理事国入りも難しいだろうという話でした。

日本で政治家をはじめ有名な評論家やジャーナリストといわれる人たちは、朝鮮を植民地にしたことを「ダムを作り、鉄道も敷いた。インフラを是正した。工業化して経済成長させた。」と「1つも悪いことはしていない。むしろ尊敬されるべきだ。」と言って憚らないが、問題は日本の植民地計画でやったことだ。

太平洋戦争も欧米列強からアジアを守るためだったとしている。

靖国神社参拝が大きな問題になっているが、反対の人が多い。国民は冷静だ。中国に大企業が工場を移している。ボイコットされては企業が、経済がダメになるという危機感があるからだそうだ。

日本は他文化共存社会を作って行くようにならなければ。韓流ブームだけでは破綻するのではないか。成熟した政治家がいること、アジアを広く見ることのできる政治家がいない。外国の人々の声に真摯に耳を傾けるようになってほしい。苦しい気持ちを語り続けることが在日コリアンである、と話していました。

まだまだ書ききれないのですが、平和な日本にも色々な問題が山積しているということがよくわかりますね。解決する方法も簡単には見つからないでしょう。でも意識を持たなければ何も始まらない。そして考えて行きましょう。

2005-07-09(17:07:18) - 教科書問題 - msm - No comments - TrackBack(No Trackbacks)

6月21日、「歴史教科書問題」講座の第2回目がありました。朝鮮半島の古代史について、大谷大学文学部教授の鄭早苗(チョン・ヂョミョ)氏が講師として話されました。

まず「どこが問題なのか、探すのは難しい」と話されました。歴史を良く知っている(研究している)方なら「おかしい」とわかるそうです。不確かなことがたくさん明記されてます。これでは入試問題として出せない、ということでした。

朝鮮半島から渡ってきた渡来人について、法隆寺の釈迦三尊像は止利仏師の作であるとか、百済観音像、東大寺の大仏づくりを率いた仏師の国中連公麻呂(くになかのむらじきみまろ)など、名前だけは書かれています。日本史には欠かせない人物も渡来人ですし、また,701年に大宝律令が制定されましたがそのときも関わっています。

それを見ても、日本が古代から大陸と関係を持ちながら、独自の文化を育んできたことを教える良い教材であるのに、古代渡来人の活躍はこの教科書では、全く評価されていないことがわかります。

日本独自で、他の国ではやっていないことをやって来たんだぞ、偉い民族なんだぞということをとにかく前面に出したい教科書だという感じです。それが事実ならいいのですが、明らかに文献に書いていないことや、不確かなことも都合のいいように書いてます。
そうならば、いけないと思いました。間違っていることを「そうだった」と教えるわけにはいきません。

朝鮮古代史について詳しくない方が、圧倒的に多いと思われます。こんな間違った歴史を勉強したら、なんと思われるでしょうか。
歴史は考え方の違いではなく、過去の事実ですから、史実に基づいて学ばなければならないと考えます。

「新しい歴史教科書」は下記の図書館で展示されています。興味がおありの方はご覧になってください。
6月17日~7月2日 10時~18時 月曜日休館
神戸市立中央,灘,北,新長田,西の各図書館

では、なぜそのような教科書が出できたのでしょうか。それは、7月19日の4回目の講座報告でお知らせします。

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2005-06-24(23:15:42) - 教科書問題 - msm - No comments - TrackBack(No Trackbacks)

神戸新聞の6/4(土)朝刊によると、韓国民団兵庫県地方本部で、「歴史教科諸問題を考えてもらおう」と7日から火曜日に5回の連続講座兵庫韓国会館で開くそうです。

民団は「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書について、戦争を美化した歴史観があり、この教科書で子供たちが勉強することに危惧を抱いています。

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2005-06-05(00:55:22) - 教科書問題 - msm - No comments - TrackBack(No Trackbacks)

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