市外バスターミナルから自転車で
10分ほどで到着する(おそらく一番近い)史跡をご紹介します。
大陵苑(テルンウォン)という古墳群を公園の中に収めた所があります。
入口から松林をゆっくり歩きながら行くと,左右にこんもりとお椀を伏せて置いたような古墳が次々見えて来ます。芝がきれいに覆っています。実に23基あるそうです。
歩いていくと一番奥に,内部が見学できるようになった天馬塚(チョンマチョン)があります。中はドーム状になっていて,古墳が見つかった当時の様子が展示されていますし,若干の副葬品も飾られています。
天馬と呼ばれるようになったのは,天馬を描いた馬の泥除けが見つかったからだそうです。この泥除けは白樺の皮で作られたもので,翼のある白馬が空を駆けている姿が描かれていました。
ここでは
1万2千もの副葬品が見つかっています。出土されたそれらは国立慶州博物館に展示されています。
少し暖かくなって来たら是非走ってみてほしいです。地方都市ならではの穏やかな時間が流れています。
新羅王朝は紀元前57年から935年まで続き,慶州はその都として約
1000年もの間栄えました。
今は人口約29万人の地方都市です。
自転車は,「大陵苑」の大きな門の横に設置された自転車置き場に置きます。
天馬塚が一番奥にあるので,天馬塚だけを見たいときは裏門から入るとすぐです。「大陵門」から歩いてもすぐですが(5分くらい)。
天馬塚以外には皇南大塚(ファンナムテチョン・・最大規模二つの古墳でひょうたん型になっている王と王妃が埋葬されている),味チュ王陵((ミチュワンヌン・・入口から近い所である)が有名です。
2009-01-17(22:55:12) - 韓国の観光 - msm - TrackBack(No Trackbacks)