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韓国の観光 » 扶余(プヨ)~いにしえの百済の都その5 扶蘇山城(プソサンソン)
宮南池より車で少し北側に移動したら、こんもりとした山に着きました。ここが扶蘇山城です。駐車場に車を置いて歩き出しました。
目の前にあるのが「泗沘門(サビムン)」です。「泗沘(サビ)」とは聞き慣れない感じがしますが、扶余の首都は泗沘と呼ばれていました。
ここで入場料2000ウォン(約
155円)を支払って入山します。緩やかな坂道が続き、ちょっとしたハイキングのようです。
この扶蘇山城には3つの楼閣があります。最初に見えるのは「半月楼(パノルル)」です。ここからは扶余の市内が一望できます。
扶蘇山城で一番高い所に位置している楼閣が「泗沘楼(サビル)」です。ここからは市内ではなく静かに流れる白馬江(ペンマガン←錦江・クムガンとも言います)を見下ろすことができます。
最後に建っているのは百花亭(ペックァジョン)です。ここには悲話が残されています。
百済最後の王様義慈王に仕えていた宮女達が、敵に追い詰められて穢されるよりも自らの命を絶つことを決意して、ここの絶壁から次々に飛び降りて身を投げました。その数が3000人と伝えられています。宮女達のチマ(スカート)が、まるで花びらのようになって落ちて行ったということで、飛び降りた岩の名前が「落花岩(ラックァアム)」と名付けられました。
その宮女達に哀悼を捧げる百花亭は
1929年に建てられたそうです。
現代の穏やかな田舎町からは想像できませんが、やはり悲しい犠牲があったのですね。
2010-02-11(22:31:24) - 韓国の観光 - msm - TrackBack(No Trackbacks)
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