伽耶山国立公園の中に海印寺はあります。そこに八万大蔵経が約600年間保存されています。
北方のキタイと蒙古の度重なる来襲で國力を疲弊させていた高麗末期、困難を仏法で乗り切ろうとして
1236年に刊行されました。
しかし、その以前のものは蒙古来襲の時に焼失してしまった。
125
1年に完成したが当時は江華島(カンファド)に収蔵・保存されていました。
海賊に略奪されるのを防ぐため、ソウルの支天寺(チチョンサ)に移され、更に時を経て現在の海印寺に移されることとなりました。
移動は大規模なものであったそうです。
行列の先頭には童子が香炉を捧げ持って先導し、多くの僧が仏教を唱えながら続き、経板を積んだ荷車が、最後に経板を頭に載せた婦女子が続いたと伝えれています。
ほぼ一年がかりだったそうです。
八万大蔵経とは経板の数が81340枚あるからそういわれています.これらを印刷して本にすると6791巻で,総文字数は52,382,960文字にもなります.
なぜ八万かというと衆生(すべての生物)の煩悩が八万四千種類あるからだそうです.
仏様が語った煩悩をなくすための八万四千の教えが八万大蔵経の内容です.
2006-04-24(00:48:00) - 韓国の観光 - msm - TrackBack(No Trackbacks)