Internet Japan-Korea Line

日本と韓国を結ぶ架け橋 「IJKL」

 


0997458 (1週間:1845
昨日:1185 今日:0660)

     
Since 2005-06-12

約3年ぶりソウル旅行⑪ ソウルの古いマンション②会賢(フェヒョン)第2市民アパート   (displayed 603 times.)

次にご紹介するのは、観光客が必ず訪れる有名な繁華街・明洞にほど近い、南山ソウルタワーの麓にある“会賢第2市民アパート”です。

まず概要をお伝えします。

建てられたのは1970年5月とのこと。
*第1アパートは1968年10月に完工され、2003年に撤去されています。
ソウル市内で最後に建てられたアパートであり、他の古いアパートが撤去されて(2015年)最後に残った市民アパートなのだそうです。

芸術大学のある若者の街として有名な、弘大(ホンデ)にあった“ウワ市民アパート”が、4ヶ月で崩壊するという大事故が発生しました。その後の調査で、4分の3のに当たる市民アパートに不良施工があったと判明。「しっかりした市民アパートを建てる」と当時の市長が指示を出して、会賢第2市民アパートは1790年に完工しました。

このアパートは10階建てになります。普通のアパートが当時5、6階だったようで、かなり高いですね。もちろんエレベーターはありません。6階に陸橋のように橋が架けられています。

2004年から入居者に立ち退きを要請しているようですが、補償金の問題から解決には至っていないと聞いています。

当然ながら、このアパートを存続させようという意見と、撤去する方が良いという意見があります。
存続派は、60~70年代の経済発展を象徴するアパートであり、アパート歴史の証人として保存を呼び掛けているみたいです。撤去派は、建てられてから50年を過ぎて危険であるということから撤去を主張しています。どちらも一理ありますね。

古くてちょっと怖そうな雰囲気もあるのが人気となって、私の大好きなバラエティー番組の「無限挑戦」(終了した番組)や、最近ではネットフリックスの「Sweet Home -俺と世界の絶望-」(2021)のロケ地となっています。
これも存続派を支持している意見です。

パク・スンウォン市長の時、リモデリングして、青年実業家や芸術家のための住宅として利用する話もあったそうです。次の市長であるオ・セフン現市長は、「不良施工により保存価値はない」と判断を下して、竣工53年の2023年つまり今年、本格的な撤去手順を進めるとのことです。

写真ありブログはこちら↓
https://ameblo.jp/yo...

2023-05-05(15:28:59) - 韓国の風景 - msm - TrackBack(No Trackbacks)

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.


▲TOP

※当Webサイトは,著作権を放棄していません.特に断りがない限り、本ホームページに関するすべての著作権は本サイトの管理者「MSM」にあります。
Copyright (C) by "oolong". All rights reserved