昨年の
10月
17日から放送していたドラマ「未生(ミセン)」を視聴しました。とても良かったです。
なんだか韓国ドラマっぽくないドラマだと思いました。
「未生」とは、囲碁用語で(囲碁をしている知り合いは多いのですが、この言葉を知らないと言います・・・)、まだ生きるか死ぬか分からない状態のことを指すそうです。
原作はWEB漫画で実写版になったのですね。大変人気のあるWEB漫画だったようです。
韓国の放送局はKBS、SBS、MBCとありますが、未生はこの3社ではなく、ケーブルテレビtvNが開局8周年記念として制作されたドラマです。
韓国ドラマといえば、お決まりのいろんな要素が劇的に挿入されます(恋愛に絡めたり出生の秘密であったりとか、何かと原作を離れて入ってくる)が、それが気に入らなかった原作者がその3社に版権を売らなかったそうです。
といっても、ドラマの中でドラム缶に入っている冷凍のイカを使用した塩辛?を、総出で探すシーンがあるのですが(主人公チャン・グレが母に買ってもらった高級なスーツを初めて着た日で、そのスーツもベトベトになってしまった・・・)、その話は原作にはないそうですが・・・。
サラリーマンの悲哀、会社という組織、パワハラやセクハラ、家庭との両立、家族とのつながり、いろんなことを盛り込みながら展開してきます。
大手企業の商社を知らないから、詳しいやり取りなどよく分からない部分があったのですが、多くの方がこのドラマに共感しただろうとは容易にわかりました。
主人公のチャン・グレはZE:Aのイム・シワンが演じて、初々しいが会社について何にもしらないインターンに扮しています。
あらすじなどはネットで検索すればすぐに出てきますので省きますが、見ごたえがありました。お気に入りのドラマになりました。
このドラマのロケ地は、ソウル駅の東向かい側に建っているソウルスクエアというビルなのです!
このビルについては以前にも紹介したことがありました。
夜になると外壁に電光掲示で絵が動いています。ソウル駅の東側は7車線もあるタクシー・バスの停留所になっていてその突き当りに建っています。駅前からつい見上げてしまうビルなのです。
ここがロケ地!
行きましょう!
なんと、このビルの地下はレストランやなどの商業施設になっていて自由に立ち入ることができます。
地下鉄ソウル駅からも地下でつながっていました。
そして未生が終わって間もないからか、未生コーナーが設えてあります(いつ撤去されるかはわかりません)。
ドラマで使用された小物類が陳列されていますし、このビルの中のドラマの名場面の写真が飾られています
。
ただ、企業のビルなのでビルの中に入ることは難しそうです(
1階のエレベーター前には人が立っています)。
ドラマは休日に撮られたと聞いています。
イム・シワンがとてもかわいくて、社会についてまだ何も知らない、また何にも資格を持たない新入りとして苦労していくのですが、思わず応援してしまいますね。
そして、まじめに取りくんでいる真っ直ぐな彼を、だんだん周りが認めていきます。
2015-08-16(22:37:32) - 韓国映画・ドラマ - msm - TrackBack(No Trackbacks)