世界遺産(「人類口伝および無形遺産傑作」)の宗廟(チョンミョ)から続いて行くことができる昌慶宮を紹介します。
同じく世界遺産の昌徳宮(チャンドックン)とも門扉一枚で連なっています(鍵がかかっていますが、少し覗くことができます)。
ここは朝鮮王朝第9代王の成宗が、先王の大妃であった王后3人のために建てた、王宮では3番目に古いものです。
ほとんどの建物が壬辰倭乱(日本でいう文禄・慶長の役)で焼かれてしまいましたが、
16
16年(光海君8年)に復元されました。
昌慶宮は他の宮殿がすべて南向きなのに対して、風水的な理由で東を向いているのが特徴だそうです。
昌慶宮や宗廟のすぐ近くなのに、とても閑散としている王宮です。
日本語ガイドもあるときいていましたが、結局いないということでした。
ツアーでもここは行くことがありません。観光客もあまりいませんから待機していないようですね(残念)。
人がいない分、落ちついて見学できます。それぞれの建物には韓国語・日本語・英語の解説が付けられています。
奥へ進むと池があり、風景を楽しみながら散策できます(大きな池ではありません)。また、木造建築の植物園もあります。水が水路のように流れていて、ここが韓国ということを忘れてしまいそうです。それが他の王宮とも違うところでしょうか。
静かな王宮見学には昌慶宮です。
2007-03-16(20:01:00) - 韓国の観光 - msm - TrackBack(No Trackbacks)