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日本と韓国を結ぶ架け橋 「IJKL」

 


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平和博物館   (displayed 3450 times.)

陣地坑道の入口
日本人観光客があまり来ないだろうと思われる博物館がありました。その名は「平和博物館」です。

「陣地洞窟へ行きたい」(『大長今(テチャングム)』の最後のシーンを撮影した所)と言ったら,最初この平和博物館へ連れて来られました。

ここは太平洋戦争当時,日本軍が駐屯していた所で,坑道を掘らせて陣地としていました。
映像館でビデオを観て,展示館で当時使われていた道具や測量器,書籍などを見る事ができます。そして地下要塞の坑道へ行きます。人形が置いてあり,一瞬ドキッとします。ここで強制的に働かされた人が多くいたわけです。
坑道は一部が公開されていますが,公開されていない部分がさらにあり,かなり広いようです。

一番衝撃的だったのは,モノクロですが当時の写真が何枚か展示されたのを見たときです。殺戮の写真だったのがとても恐ろしかったです
でもここは“反日教育”の場所ではないようでした。確かにこの展示館を訪れた韓国人は「日本はなんて悪い国なんだ!」とは思うでしょうが,パンフレットには「果たして戦争で得たことは?」『平和のために何をするべきか?」と問いかけています。。
坑道の内部こんな所で読書?


「戦争の現場を訪ね,過去の歴史を正しく学び反省する事によって和解の花が咲く平和の殿堂となるだろう」「二度とこの地に砲声が響かぬように祈る心でその証拠物を集めるここに博物館を建てる次第である」と書かれています。

盧武鉉大統領が「済州世界平和の島」指定をした宣言文も掲載されています。

現実にあった悲劇をちゃんと見ておくことは必要ですね。「知らない」では済まされないことがあります。「知る」ことから始めなければ何も進歩はないのでしょう。
考えさせられる博物館でした。

2008-05-18(10:00:00) - 韓国の観光 - msm - TrackBack(No Trackbacks)

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