地下鉄3号線の景福宮駅2番出口を出て、ずっとそのまま北へ直進します。5,6分歩くでしょうか。
すると市場の入り口が見えてきます。そこを左折すると通仁市場(トンインシジャン)です。
中部市場や広蔵市場のような大きな市場ではないので、見逃さないでください。
その市場が美味しい企画を始めたようです。と言ってももう2年くらい経つのですが・・・。数回訪れて食べています。
「トシラッ」というのは日本語で「お弁当」の意味です。この市場の中のお店の惣菜を買って、“自分だけのオリジナルお弁当を作って食べましょう”ということなんですね!
では、どうやってオリジナル弁当を作って食べるかというと・・・
市場の中を進むと、右手に顧客満足センターが見えます(
1階はトイレです)。奥の階段を上がると2階に事務所があり、そこで5000ウォン(約500円)を支払ってコイン
10枚と空のプラスティック弁当箱をを受け取ります。
(最初のころはコインじゃなくて紙片でした)
ちなみにここが食堂になりますので、弁当を完成させたら持って来て食べることになります。もちろん、ここで食べなくてもテイクアウトもできます。2階は狭いのですが、3階にも座席はありますので上がって食べることができます。
ここからがスタートです!
市場のお店の中で、「加盟店」とハングルで書かれたA4サイズ?くらいの標示があるお店が対象店です。
*市場のお店全体が加盟しているわけではありませんので、注意してください。
加盟店の標示は、縁がピンクと水色の2色があります。なぜ色が2種類あるのかわかりませんが、どちらであっても標示があるお店で引き換えられます。
いろんなおかずがあるので目移りしちゃいますが・・・。同じようなおかずを置いているお店もありますよ。
1つのおかずが、コイン
1枚だったり2枚だったりいろいろなので、確認してから入れてもらいましょう。
「
1枚だと思ったのに2枚払わされた」というようなことがあると、計算が違ってきますね。韓国語ができなくても、指で
1や2と示してやり取りしてみてください。
ホバッ(韓国のズッキーニみたいなもの)は3枚でコイン
1枚でした。卵焼きも2,3個で
1枚でした。キムチもあるし、炒めもの、ナムルもいろいろあります。
ご飯とスープは最初に上がった顧客満足センターの2階で引き換えます。加盟店にはご飯はありません。
ご飯とスープはまた別にコインが必要なので、残しておく必要がありますが、コイン(お金)の追加が可能です。各
1000ウォンになります。ご飯だけでも構いませんよ。
最初に行ったときは必ずスープも注文しなくてはならないと思っていたのですが、そのスープがピリ辛で口に合わなかったことがあるので、それからは私はスープは無しにしてその分おかずと引き換えています。
たくさん食べたい人は、コインを
10枚じゃなくて追加でもっと多くしてもいいです。
お昼はサラリーマンたちも来ますので混み合います。できれば少し時間をずらすといいでしょう。
ここで食べた後はコーヒーなども注文できますよ。
お水、箸、スプーンなどは置いてあるので、セルフで取ってください。食べ終わったら、水のコップ、弁当箱、箸などもまたセルフで返却してくださいね。
ソウルも物価が高くなりましたが、このトシラッカフェなら5000ウォンでお腹いっぱい食べられます。
通仁市場には、美味しいキムパッや辛くないユルムトッポギ、ごま油を絞るお店など有名店もあります。
トシラッカフェだけでなく、ほかのお店も見て回ると面白いです。
景福宮の西側である西村(ソチョン)は、昔のままタイムトリップしたような韓屋やカフェもある楽しい所で、この辺りを取材した本も出ているくらいです。
ぜひついでに散策もしてみてくださいね。
2014-05-03(11:25:03) - 韓国での食事 - nuc - TrackBack(No Trackbacks)