都羅山駅前にバスが停まっています。
そのバスに乗り込みますが、さっきもらったカードを提示します。
「第3トンネル観光」と書いてあります。第3トンネルは、
1978年に3番目に見つかったトンネルなので第3トンネルと呼ばれます。
バスは韓国でよくある観光バスで、トロット(韓国の演歌)がかかると踊りだすアジュンマ(おばさん)たちが乗りそうな感じがします(^_^;)
バスでは運転手のおじさんが解説しながら進みます。ここでもしっかり人数を数えていました。
下車する時に必ず「○時▲分にバスが出発しますから戻ってきてください」と何度も言われますので、気を付けないといけません。
バスに乗っている時間は
10分くらいだったでしょうか。わりとすぐに第3トンネルに到着します。
まずは徒歩で行かれる方を降ろします。それからシャトルトレインに乗る人を降ろします。
というのは、それぞれの入口が別になっているからです。と言っても
100メートルくらいしか離れていませんが。
その入口の前には半分になった球を人々の力で押して元通りに戻そうとするモニュメントがあります。みなさんここで写真を撮ってました。世界でただ一つ、同じ民族が分割されている今を統一に向けて・・・という想いですね。
まず、荷物をコインロッカーに入れます(
100ウォン硬貨は戻ってきます)。カメラは持ち込めません。帽子かばん類も全部入れます。
ただ、携帯は持ってもかまわないと言われていました。ですが、携帯での写真はもちろんNOです。
しかしですね・・・撮っている韓国人のおじいさんがいましたよ。他の人も「撮ったらいけないって言ってたのに・・・」とつぶやいてました。帰りのシャトルトトレインを待っている間にも、また撮っていてここで初めて注意されてました。だけど、「写真を削除してください」などと迫られるようなことはなかったですね。
内部の写真が出ることが大きな問題ではなく、所々でそんな風に写真を撮ると、スムーズな観光ができず混乱を引き起こすということかも?と思いましたが、どうでしょうか。
トンネル内は狭くて天井も低いです。人が対面通行するくらいしか幅もありませんから。
さて、ロッカーに荷物を入れた後、青いヘルメットをかぶります。それからしばし待ちます。すると地下から自動車の後部座席が向かい合った(4人座り)座席が何セットかつながっているまさに短いジェットコースターのような感じのシャトルトレインが来ます。
そこへ座ってシートベルトをします。
10分くらいかけてゆっくりと下がって行きます。
到着すると右へ降りて、ここから歩いてトンネルを進みます。
トンネル内は暗いですがライトで照らされています。トンネル内を黒く塗っているのは、北側がトンネルを掘っているのを南側に見つかった時の言い訳で、石炭を掘っていたと言うためだと日本語で書かれています。
所々にガスマスクのようなものがケースに入れて置かれてました。突然何か起こったら・・・ということでしょうね。なぜかその印象が残っています。
そしてさっきも書きましたが、天井が低いので少し腰をかがめて歩くようになります。男性や
160センチ以上の身長の方は絶対にそうせざるを得ません。
私の前で、何度も携帯で写真を撮っていたおじいさんたちも「腰が痛い」と言いながら歩いてましたね。
足元はマットが敷かれていて水で濡れているし、天井は丸木で囲まれているのですが、天井は低いから姿勢を低くしてもヘルメットを当てしまうのですね。それで時々いろんな所から「ポコ」って音がするんですね。
かくいう私も、
1回ポコしました(-"-)
連続で、ポコポコポコポコ・・・と聞こえてきたら笑えるんですけど、そういうことはなかったですね(当たり前か・・・)。
片道
10分くらいでしょうか。ただ歩くだけです。トンネルの突き当りはこれから奥へは行けませんとなっていて、50センチ四方くらいの四角の窓があります。そこからはその先が少し見えます(全長は約
1.6キロメートル)。
みんな前の人について歩かなければなりませんし、幅も狭いので留まってじっくり見るということができません。だからあまり見ることができませんでした。
昨年夏に行ったソウル郊外にある光明の鉱山跡のトンネルの方が、ずっと見どころがありました(未だアップロードしておりません)。
シャトルトレインを下りたところで徒歩の方と合流します。徒歩の方は黄色のヘルメットをかぶっています。
ヘルメットの色で分けているのですね。
それからまた乗って地上へ出ます。このトンネルは地下73メートルだそうです。
トンネルを見て何かを期待するわけではありませんが、とにかく珍しい所へ行って帰ってきたということですね。
洞窟好きなんですがww、ここは好奇心をくすぐられる感じではなかったです。岩肌などもっと見てみたかったなあ~。
地上に出るともうほとんど時間がありませんので、すぐにバスに戻るしかありません。展示館がありましたが中へ入る時間がなかったのは残念です。もっと詳しい説明があったでしょう。
*観光バスが何台か停まっているので、間違えないようにしましょう!(バスの番号を覚えておくとか、写真を撮って置くとか)
バスに乗ると人数を数えて、次は都羅山展望台へ向かいます。
2014-07-11(21:51:28) - 韓国の観光 - msm - TrackBack(No Trackbacks)