夕方を過ぎてもまだ陽も沈まず(韓国は日本よりも日没が遅いです)少しずつ暮れ行く空と、蓮の花の間を歩きながら進みます。
蓮の花文化祭の最終日の日曜日で、芸術?とのコラボ?、チマチョゴリを着ている女性の裾に、絵筆を持ったおじさんが直接草を描いていくイベント?や、はずれの蓮池(小さな蓮が植えられている池)に、腰まで浸かった化粧の濃いおばさんがその中でのた打ち回っている創作ダンス?等、(私にはよくわからないけど)カメラやビデオに収める方々に囲まれていました。
ちょうど高速道路の真下の所でした。
そこを通り過ぎると、烈水舟橋(ヨルスチュギョ)船の橋があります。
歴史ドラマの「イサン」をご覧になった方はこの話が出てくるのでご存知でしょうか?
イサンが、(おじいさんである英祖が、米櫃に閉じ込めて殺した父)思棹世子(サドセジャ)の墓を水原(スウォン)に移しました。
水原に参拝に行くためには、漢江(ハンガン)を渡る必要があります。宮殿は漢江の北側に位置していて、水原へ行くにはずっと南へ下らなければなりません。
そして王様が移動される際は、荷物も人もとっても多いですよね。それらすべてを移動させて漢江を横切る必要があるんですね。
橋を架けることはものすごくお金も時間もかかり、とてもじゃないが実現不可能だったはずです。
それで「イサン」にも登場していた学者チョン・ヤギョンたちが舟橋司(チュギョサ)という部署で考えました。
船を川につなげて浮かせ、その上に橋を架けて、川を渡るようにしたのです。
そうすることでかかる費用や時間のこともクリアできたのですね。
その橋を復元しているのが烈水舟橋です。
橋の端をよく見たら、確かに船が横つなぎになっていますよ!船の下はどうなっているのでしょうか?
渡り始めの方はあまり深くないみたいですね(4枚目写真参考→)。
人が歩くと揺れるのです!
もし水量が増えたりしたらこの舟橋はどうなるのかな?通行止めになるのかな?(すぐ近くに普通の橋がありますが)
橋の両端は地面につなげられていますから、水量が増えると上昇してしまうのでは・・・?
ちょっとというか、かなり気になりました。
イサンの橋を渡ると、いったん洗美苑からは出ることになります。
その橋の向こうに、トゥムルモリ(2つの水の頭)があります。目的の2つ目はこのトゥムルモリへ行くことです。ここはよ~くドラマで出てくる定番の場所です。とても素敵なところですから。
そこへ行きたいので、いったんこのイサンの橋を渡ります。入場券の半券を提示すれば再入苑可能です。
とうとうと流れる川を横切って行くと、しばし時間を忘れます。
洗美苑のHPは↓
http://www.semiwon.... (韓国語のみ)
入苑料 大人5000ウォン(団体4500ウォン)6歳以上のこども、青少年、65歳以上は3000ウォン(団体2500ウォン)団体は30名以上。
洗美苑でカメラを構えている方を見かけましたが、花が咲きかけているようです。最初撮った写真の石像のすぐ後ろに写っている小さな花のつぼみが見えますか?
トゥムルモリに行った帰りにまた洗美苑を通るときに見ると、さっきの写真よりは開いているのがわかるでしょうか?
閉苑は
10時ですからまだ3時間くらいあったかな?その間に咲いたのでしょうか?
心洗われる洗美苑へぜひともお越しください!
苑内には、レストラン、カフェ、温室や蓮花博物館もあります。
2016-08-14(19:45:41) - 韓国の風景 - msm - TrackBack(No Trackbacks)