海印寺からまたバスに揺られて「古きをたずね新しきを知る」という表現にぴったりな安東に行きました。
1999年4月、イギリスのエリザベス女王が韓国の訪問の際にも「最も韓国らしい文化が息づくところ」として安東を選んだといわれています。ここは朝鮮時代の儒学者、季退渓(イ・テェゲ)が生まれ育った地として有名です。
両班(ヤンバン・朝鮮時代の貴族のこと)と庶民の文化が交錯する河回村(ハフェマウル)があり、昔ながらのたたずまいを残している街を見ようと韓国内外から多くの観光客が訪れています。洛東江(ナッドンガン)がS字を描くようにここを取り囲んでいることから水が回る村・河回村と呼ばれるようになりました。
柳氏(リュウ・韓国ではユ)が暮らしてきた同族村であり、歴史は600年前に遡るそうで、確かに柳○○という表札は多かったです。
訪れた日は暖かく、のんびりとした感じで昔の街を歩いているようでした。ところどころ工事中のようで小型のパワーショベルやちょっと古そうなサイダーの自動販売機がありました。
エリザベス女王がここを訪れた時の様子を、小さな女王訪問記念展示館でパネル展示されています。そのパネルの中に韓流スターのリュ・シウォンもしっかり映っています。リュ・シオォンのお父さまが、ここの出身で今も屋敷を管理されています。
屋敷の中を見ることはできませんでしたが、立派なお屋敷でした。
2006-05-01(22:42:08) - 韓国の観光 - msm - TrackBack(No Trackbacks)