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徳寿宮(トクスグン)・風流   (displayed 5698 times.)

徳寿宮風流の案内
ソウル中心地に、古宮が集まって保存されています。
いろんなイベントや体験ができるプログラムなど、いつ観覧に訪れても楽しいです。

古宮の観覧時間は日中で、9時から18時というところが多いですが、こちらの徳寿宮は20時、夜8時(閉場は9時)まで入場できます。

徳寿宮では、6月5日から9月25日までの木曜日に、夜7時から“風流”というイベントが開催されています。
入場料は1000ウォン(約100円)で、徳寿宮の中の静観軒(チョングァンホン) で開催されます。
目の前で迫力のある演技

*イベントのための別料金は発生しません。

静観軒(チョングァンホン) は古宮にあるのに、西洋様式のモダンな建物で、朝鮮時代末期高宗(コジョン)がここで宴会を開いたそうです(伝統文化財指定)。

静観軒で、国楽や伝統武芸、舞踏などの分野で活躍されている芸術家のみなさんの公演を、とても近くで鑑賞できるのです!
早く行けば静観軒の中に座って鑑賞できます。
ライトアップされた静観軒

伝統芸術の公演を劇場で見に行くこともありましたが、こんなに近くで時折笑いも織り交ぜながら、素晴らしい公演を1000ウォンで鑑賞できるのはなかなかありません。
野外なのでとても暑いということだけが難点でしょうか?

毎年この4か月はこのイベントが開催されています。もう数年前から足を運んでいます。
ぜひ、一度ご覧になってください。
公演時間は大体1時間程度ですが、自由にのぞいてみることが出来ます。
ソウル中心地のある徳寿宮は都会のオアシス


*写真はすべて昨年のものです。

徳寿宮のHPは
www.deoksugung.go.kr (日本語あり)

徳寿宮は元々、朝鮮時代の王族が住んだ邸宅でしたが、豊臣秀吉による壬辰倭乱(文禄・慶長の役)のため、他の王宮が壊滅状態となりここへ移されたということです。

静観軒のほかにも、石造殿(ソッチョジョン)という現在は徳寿宮美術館(国立現代美術館分館)になっている西洋建築も残されています(1900年イギリスの指導により建築された)。
また、重明殿(チュンミョンジョン)という王室図書館として建設され、高宗の執務室にもなっていたロシア風建築もあります(日韓併合で破壊され2010年復元)。

近代において、歴史の大きなうねりに巻き込まれた古宮ということになりますね。

2014-08-23(11:22:59) - 韓国の観光 - msm - TrackBack(No Trackbacks)

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【このアイテムへのコメント】

ジェローデルさん  2014-08-26 (19:56:16) IP:153.208.45.207

こんばんは!
先ほどはお忙しい中、遊びに来て頂きありがとうございました♥

いつもながら痒い所に手が届く有り難いブログ、凄いな~!
ガイドブック見るよりわかりやすいや!
(特に下でも書かれていたロケ地などの情報はファンには嬉しいですね!)

そして徳寿宮は毎回前を通るだけ、
前回は時間の都合で見学できなかったのですが
こちらで詳しいお話を拝見できて凄く勉強になりました!
秀吉の朝鮮出兵が絡んでいたのか~…
高宗の執務室になっていたと言うロシア風建築も是非見てみたいです!

貴重な情報、ありがとうございました!
そしてenjoy in seoul!!!


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